忘れ去られるライダー

意外と周りに覚えてもらえないのですが、私はバイクに乗っています。

知られていないのではなく、覚えてもらえないのです。

 

私の愛車はこちら。

 

はい、過去記事「サッポロファクトリー」で若かりしころの妻とタンデムツーリングした『YAMAHAドラッグスター400クラッシックです。

およそ10年前に購入しましたが、走行距離は少なく暇なときは手入れを怠っていませんので今でも現役で私とともにあります。

 

このバイクで妻がまだ彼女だったころに北海道一周をしたこともあります。 

 ※奥尻島上陸直後です。

 

ある日、私が自宅前でバイクの洗車をしていると。

ご近所さん「バイクに乗るんですね。」

私 「はい。あまり乗ることはないですがね。」

我が家が引っ越してきておよそ3年。

こちらのご近所さんと同じ会話をしたのはおそらく3度目。

 

 

転勤する前の前の職場で、その年最初のバイク通勤をすると。

上司「お!いつ免許とったの?」

私 「もうだいぶ前です。」

上司「バイクは今年買ったの?」

私 「いえ、去年と同じですよ。」

 

 

今の職場では夏場になると昼休みに時々ツーリングの話題となり。

同僚「私さんもバイクの免許取って今度一緒にツーリング行きませんか?」

私 「免許もバイクも持ってるけど、私住んでいる場所遠いからなかなか参加する機会が。。。懲りずにまた誘ってね。」

確かに職場のツーリングには参加したことはありませんが、ほぼ毎年同じ会話が繰り広げられます。

 

 

義母が我が家に遊びにきたとき。

車を車庫に入れると必然的に車庫内に停めているバイクが目に入るのですが。

義母「あれ?私さんってオートバイ乗るの?」

私 「はい。以前バイクでご自宅までうかがったこともありますよ。」

 

 

まだ私が私の実家と行き来があったとき。

父 「あれ?お前バイク乗ってるの?」

私 「何回も乗ってきてるけど。」

 

 

私の周囲の方が極端に物覚えが悪いというわけではなく、私の影が異常に薄いのか、私とバイクが全く結びつかず忘れ去られているのでしょう。

 

 

さて、なぜ唐突のバイクの話を書き始めたかというと、来年春で車検と任意保険が切れてしまうことを思い出し、ここは何としてでも妻を説得して費用を工面していただかなければならないと思ったためです!

合計すると安い金額ではありませんし、当然ガソリン代もかかりますので慎重に言葉を選びつつ交渉しなければなりません。

 

帰宅して柴犬ゆきをかまいながら悩む私。

 

別の日に話したほうがいいかな、お小遣いためて私も半分出します宣言したほうがいいかなと悩みあぐねる私。

 

時間ばかりが経過します。

悩むと無口になる私。長女が時々「怒ってるの?」と心配して声をかけてくれます。。。

悩んでも明確な答えが出そうにありません。

ですので、ここは男らしく直球勝負です!

 

私 「あのさ。」

妻 「ん?さっきから不機嫌そうな顔してるけどなに?」

私 「あ、いや。。。」

妻 「言いたいことあるなら、はっきり言いな!」

私 「。。。」

妻 「どうした?だまって怖い顔されてると我が家の精神衛生上良くないんだわ!」

私 「あの、来年バイクの車検と任意保険が切れちゃうのですが。。。」

妻 「知ってるよ。」

私 「お金が。。。」

妻 「ガソリン代はお小遣いから出してね。他はちゃんと用意してるから安心しな。」

 

なんと、妻は既に準備してくれていたようです!

はぁ、悩んで損した♪

安心したところで、私はお風呂に入ってきます♪

 

 

風呂ドア、ガチャ!(開く音)

 

私 「!!」

妻 「半分出します宣言見たよ()

私 「あ、それは。。。そうしようかなぁと悩んでいたときの下書きでして。。。」

妻 「もう冬だしバイク乗らないよね?」

私 「はい。。。」

妻 「じゃぁガソリン代かからないんだから、そのぶん車検代にためておきな()

 

風呂ドア、バタン!(閉る音)

 

 

みなさんも見られたくないブログの下書きにはお気を付けください。