約10年前。
妻がまだ彼女だったころ。
地方の市町村で勤務していた私は、休みになると彼女(妻)とよくタンデムツーリング(二人乗りでのツーリングです)に出かけていました。
ツーリングは出発前に行き先を決めず、ヘルメットに取り付けた有線通話で後部シートの彼女から行きたい方向を指示してもらうという行き当たりばったりなものでした。
とは言っても、行き先はだいたい海岸沿いの道路をひたすら走り、夕暮れ前には戻ってくるというパターンが多かったです。
※画像は伐採遭遇時のものではありません。
はっきりとした日時は覚えていませんが、いつものように何も決めずに取りあえず出発し、確か南へ向かったと思います。
南へ向かった理由は当時彼女が住んでいた市町村から南へ向かうと海岸沿いの道路となり無難かなと思っていたためです。
しかし、走り出してしばらく経ったころ。
彼女「今日は山のほうに行ってみたいです。」
私 「了解!」
その日、彼女の要望は珍しく山。
ですが、私が乗っていたバイクは悪路に向いておらず、しかもタンデムで悪路走行は非常に厳しいと思い、できるだけ舗装されている山道を探し適当に進みました。
その日は天気が良かったと記憶しています。
彼女と雑談しながら山道を順調に走行していると、片道交互通行の看板と大型作業車、大勢の作業員がいる場所に辿り着きました。
こんな山奥で何をしているのだろうと思い、交通整理をしていた警備員に事情を聴いてみると、サッポロファクトリーに寄贈する木の伐採作業中と言われました。
私と彼女が偶然立ち寄った伐採場所は北海道広尾郡広尾町でした。
興味津々で木の伐採作業を見学しようと思ったのですが、残念ながら道路からかなり奥まった場所で作業をしているらしく、道路からは全く見ることができませんでした。
彼女「ここの木が札幌で大きなクリスマスツリーになるんですよね?」
私 「そうみたいだね。」
彼女「札幌のどこに飾られるんでしょうかね?」
私 「サッポロファクトリーって言ってたよ。」
彼女「?」
私 「札幌市にあるサッポロファクトリーっていう商業施設のことだよ。」
彼女「そうなんですか!是非一度行ってみたいですね。」
当時、サッポロファクトリーを知らなかった彼女。
そして時は流れ、彼女は妻となり、長女と長男が誕生。
数週間前。我が家にて。
妻 「ちっ!また今年もハズレた!」
私 「まぁまだ来年があるから落ち着いて。。。」
え?妻が何にハズレたかって?
実はですね、サッポロファクトリーでは広尾町から寄贈された木をクリスマスツリーとしてアトリウムに飾り点灯式というものが行われるのですよ。。。
で、点灯式でスイッチを押す子どもを募集して見事抽選で当選すれば晴れてスイッチを押す大役を務めることができるのですが、残念ながら我が家は今年も落選してしまったのです。。。今年で3年連続ハズレかな。。。来年もがんばります!
興味がある方は毎年9月ころにサッポロファクトリー公式サイトで応募要領が掲載されますので是非応募してみてください。当選したらきっととても良い思い出になることと思います。
そして本日。買い物のため我が家はサッポロファクトリーへ行きました。
昨日11月3日に点灯式が行われたようですが、我が家が訪れたのは昼間でしたので残念ながらイルミネーションを観ることはできませんでした。
買い物が終わり、夕方帰宅すると留守番で寂しかったのか柴犬ゆきが珍しく長男にべったり。
困ったセリフは言うものの満更でもない様子の長男。
ゆき、いつもお留守番でごめんね!