5月14日の金曜日、所用のため有給休暇をとり車で移動しているとFMラジオから聴こえてきた
北海道神宮例大祭
(通称、札幌まつり)
の話題。
札幌まつりは100年以上の歴史があり、毎年6月14日~6月16日の三日間開催されるという盛大なお祭りです。
が、この祭り期間中、私は北海道神宮へ行ったことはなく中島公園周辺の露店しか行ったことがありません。。。
札幌まつりといえば思い出す私の幼少期。
私が小学生のころ、札幌まつり期間中は学校が1時間か2時間授業となり、下校後、母親から特別なお小遣いをもらって連れて行ってもらいました。
ちなみに長女が通う小学校は普通に5時間授業でした。
うっきうきでしたね。
少ないながらもお祭り用の特別なお小遣いを握りしめ、あれしよう、これしようと真剣に悩みながら露店をまわったものです。
でも、金魚すくいや亀すくい、カラーヒヨコやカブト虫といった生き物系の露店だけは親からダメときつく言われていました。
生き物を飼うのは大変ですし、帰りに実家まで持って帰るのが大変でしたからね。。。
どんなクジをひいても当たるのは参加賞レベル。
たこ焼きにたこが入っていないことなんか日常茶飯事。
今では良い思い出です。
まぁ、私の思い出話なんかすでに黄ばんでいるのでこのぐらいにしておきましょう。
全ての用事を終えて昼過ぎに帰宅。
妻に札幌まつりへ行かないかと誘ったところ、あっさりOKの返事をもらいましたので、姉弟が帰ってくる午後3時過ぎに出発することとなりました。
最初は車で行こうかと悩みましたが、渋滞に巻き込まれるかもしれませんし、駐車場を探すのが大変そうなのでバスと地下鉄を乗り継いで向かうことに。
久しぶりに我が家そろっての公共交通機関です。
乗り物大好き人間の長男が喜びそうです。
まぁ姉弟が帰ってくるまで時間があるので、柴犬ゆきの散歩へ行きます。
久しぶりに夫婦だけでの散歩です。
私 「今月のお小遣いが大変ピンチでして。。。」
妻 「そっか、残念無念だな。」
夫婦で他愛もない会話をしていると、ゆきがときどき振り向いて早く行くぞ!と言わんばかりに急かされます。。。
午後3時ころ。
姉弟が帰宅後、長女は浴衣、長男は甚兵衛にそれぞれ着替えて出発です。
午後4時ころ、地下鉄中島公園駅に到着し地上に出ると昼の月が歓迎してくれました。
なにか良いことがありそうですが、結果は特になにもありませんでした。
我が家は地下鉄中島公園駅から地下鉄幌平橋駅までの露店を見てまわる予定で、今回も残念ながら北海道神宮へは行く予定はありませんでした。。。まぁ機会があればそのうち行ってみたいと思います。
まぁまぁまぁとにかくすごい人です。
興奮気味の長男が迷子にならないよう手をしっかりつなぎます。
あっ!早速長男がとある露店に駆け寄ります。
長男「赤い新幹線ほしい。」
どうやら空気で膨らませた新幹線のおもちゃが欲しいようです。
が、値段を見ると1,000円!
実はこのおもちゃは普通のお店かネットで買うとせいぜい300円~500円の代物。。。
妻から即却下です。
妻 「今は人いっぱいで引っ張れないからあとで買おうね。」
長男「うん!」
聞き分けのいい長男に安堵し、再び露店を見てまわります。
途中、焼きそばやお好み焼き、フルーツ飴などを買い、人の少ない場所を探してそこで休憩がてら食べます。
焼きそばがこれでもかと言わんばかりに押し込められてフタが閉まりきっていません。。。
それにしても私が子どものころとは違い、金魚すくい屋は数店しか見かけず、亀すくい屋、カブト虫屋、カラーヒヨコ屋は全く見かけませんでした。
そして何よりも驚いたのは、射的やクジなどは私が子どものころは1回100円がほとんどでしたが、今は500円という驚きの価格。。。
久しぶりに札幌まつりへ来ましたが、私も歳とったんだなと少々へこみました。
お祭り効果か妻の財布のヒモも少々緩みがちで、途中、点滴パックのジュースを買って飲んだり、おもちゃの金魚すくいをしたり。
そして妻は荷物持ちになってしまいます。
え?私が持たないのかって?
写真を撮ったあとちゃんと私が荷物持ちになりましたよ。
今度は長女がレインボーハットグを食べたいと露店に駆け寄っていきましたので、試しに買いましたがどうやら口に合わなかったようです。
カラフルなチーズがしこたま入っており、どうにも色合いにすさまじい抵抗感があります。
長女「残り、パパ食べて♪」
私 「うん。。。」
長女「おいしい?」
私 「うん。。。」
が、食べました。
しばらく歩くと開けた場所に出ました。
昔からこの辺りは、みせもの小屋やおばけ屋敷、バイクショーが立ち並ぶエリアで、長女の気を引いたのはビックリハウス。
妻と長女が入り、どうやら楽しかったようでご満悦の表情を浮かべて出てきました。
ちなみに私はバイクショーに入ろうと姉弟を誘いましたが、中から聞こえるすさまじい音が姉弟にとって怖い小屋と格付けされたようで断られました。
さてさて、その後は同じような露店が立ち並び、肌寒くもなってきましたので足早に地下鉄幌平橋駅方面へ向かいます。
長男「赤い新幹線ほしい。。。」
すっかり忘れていましたね。
なにげに妻の顔色をうかがうと。。。
妻 「忘れてなかったか。。。」
私 「高いけど買ってあげたら。。。」
妻 「しかたないね。」
と、いうことで少し戻って売っている店を探す我が家。
まず最初に見つけた露店では赤い新幹線はなく、代わりに黄色い新幹線が売っていましたので長男に黄色でも良いか確認すると返ってきた答えはNO!
しかたないので、もう少し戻ってみるとことに。
ありました!赤い新幹線が売っています!
が、1,500円!
高けぇぇぇぇ!
ふと長男を見ると目を輝かせて赤い新幹線が手渡されるのを待っています。。。
安さを求めて来た道を戻るのもちょっときついかな。。。
やむを得ず、妻が赤い新幹線を買っていました。
喜んで引っ張りまくる長男と肌寒くなってきたので靴下をはく長女。
そして我が家は地下鉄とバスで帰宅です。
バスの中で長男が寝てしまいましたので私がおんぶして自宅まで帰っていると背中で長男が起きて話しかけてきました。
長男「パパ、きらい。」
私 「え?」
長男「パパ、きらい。」
私 「。。。」
悲しいので翌朝、再度長男に聞いてみました。
私 「パパ、好き?」
長男「パパ、きらい。」
私 「ママは?」
長男「ママ、すき。」
私 「ねぇね(長女)は?」
長男「ねぇね、すき。」
私 「ゆきちゃんは?」
長男「ゆきちゃん、すき。」
私 「パパは?」
長男「パパ、きらい。」
落ち込みましたので更に翌々日聞いてみました。
私 「パパ、好き?」
長男「パパ、きらい。」
私 「ママは?」
長男「ママ、すき。」
私 「パパは?」
長男「きらい。」
その後も何度も繰り返しフェイントをかませつつ確認しましたが答えはいまだ変わらずです。。。
押していただけると長男に嫌われた男が喜びます。