帰省

私 「お盆だろ!一人で家にいたら寂しいじゃん!」

  

今日から我が家は妻の実家に帰省します。

あ、私は仕事があるので妻たちを送り届け明日帰宅してきます。。。

 

 妻 「寂しいって、あんたいくつさ?」

私 「歳は関係ない!お盆ってほら。。。何かが帰ってくるんでしょ。。。」

妻 「何かって?」

私 「言わせるな。。。ご先祖様的な。。。」

妻 「。。。」

私 「ゆき、連れて帰ってもいい。。。?」

妻 「昼間どうするのさ?ペットホテルに預けても仕事終わって帰ってきたらもう閉まってるから迎えに行けないよ?」

私 「。。。」

 

ということで、ゆきは妻実家に残し、しばらく私一人になってしまうこととなりました。

 希望が打ち砕かれたいま、やることは帰省準備です。

車にペット用のシートを敷いた時点でゆきは何かを察し落ち着きがなくなります。 

 

おそらく動物病院へ連れていかれると思っているのでしょう。

ゆきは動物病院は大の苦手です。

でも違うよ!まぁ何を言ってもゆきは不安そうな目でそわそわしますので、有無を言わさず助手席へ!

ゆきが車に乗るときの定位置は助手席です。

関係ありませんが、昔は助手席が妻専用でした。今は後部座席のど真ん中が妻専用です。

 

 私が運転席に乗り込むと、ゆきは細い手をそっと私の腕にのせて何かを訴えかけてきます。

 

動物病院までは車で5分。

10分ほど車を走らせると、動物病院じゃないと悟るのか少し落ち着きを取り戻します。

 

 

妻の実家までは高速道路を使っても片道約5時間。

車内ではお昼を食べたり、おやつを食べたり、DVDを見たり、高校野球(妻は高校野球が大好きです。)を見たり、昼寝をしたりと各々の時間を過ごします。

 私はひたすら運転。

 

 

途中何度もゆきからアプローチがあります。 

 

どこに連れていかれるかもわからず、そしていつになったら外の世界に開放されるのかもわからず、きっと不安いっぱいなのでしょう。

そんなときは優しく手を握ってあげると落ち着いてくれます。

  

何度も繰り返されます。。。

 

運転に支障をきたすぐらい繰り返されるためこれを最後にしばらく放置することとしました。。。 

 

 

妻の実家まで残り約2時間というところで、ドッグラン併設のサービスエリアに到着します。

いつもでしたらここで30分ほどゆきの運動と水飲み、おトイレ等々するのですが、あいにく今日は大雨のため10分ほどでそそくさと出発。。。

ちなみに写真どころではありませんでした。

 

約2時間後、無事に妻実家に到着。

 

長女「おばあちゃん!会いたかった!」

長男「。。。(絶賛人見知り中)」

妻 「おかあさん、ただいま。」

私 「しばらくお世話になります。私は明日帰りますが。」

 

ふとゆきを見ると燃え尽きたかのように疲れた顔をしていました。