私「おう!誰かいるんか?知ってんじゃぞ!ぼけ!」
午後10時ころ、妻実家から帰宅しました。
帰りは大雨で暗く話し相手もいませんでしたので孤独でとても長く感じました。。。
え?何を叫んでいるのかって?
だって、一晩留守にした家に夜帰ってきたら怖いじゃないですか。
しかもお盆ですし。。。
ですので、何かが隠れそうな場所を大声で威嚇しつつ一ヵ所一ヵ所確認して安心を獲得していくのです。
ちなみに私は関西弁でも東北弁でもありません。
まぁ私のことはさておいて。
実は、妻は愛犬家であるとともに愛猫家でもあります。
ある朝、妻実家のベランダに段ボール箱が置いてあったそうです。
おそるおそる開けてみると、中には1匹の子猫が入っていたそうです。
当時、妻には愛犬チロがいましたので残念ながらその子猫を飼うという選択肢はなく、悩んだ挙句、子猫を段ボールから取り出し近所の山に放ったそうです。。。
ところがその子猫、毎日妻実家のベランダに現れるようになり、下手にかまうとなついて離れなくなると思い妻実家みんなで無視し続けたのだそうです。
ところがある日、妻が外出先から戻ってくるとその子猫が血だらけでぐったりしていたそうです。
さすがにまずいと思った妻は近所(車で一時間半。。。)の動物病院へ連れて行き、幸い命に別状なく、とりあえず傷が癒えるまで妻実家で看病することにしたそうです。
ちなみに傷の状態から子猫はカラスにイタズラされたのでは?と獣医師が言っていたそうです。
看病の甲斐あって、日増しに子猫の傷は癒え、どこかで何かあってもすぐわかるようにと小さな鈴のついた赤い首輪がつけられ、その子猫はいつのころからかランと呼ばれるようになりました。
私 「そういえば、ラン子さん(みんな、さん付けで呼んでいます。)いくつ?」
妻 「子猫のとき家にきたから19歳かな。」
私 「え?19年もいるの!?」
妻 「そうだよ。」
私 「妻ちゃんと会ったときからいるもんね。長生きだね。」
妻 「そうだね(笑)」
私 「どうりで貫録あるはずだわ!」
ラン子さんは柴犬ゆきが来ると毎回出迎えてくれます。
でも、ゆきはラン子さんが怖いというか苦手なようで、ケンカするわけではないですが、ゆきが一方的に逃げモードになってしまいます。。。
私 「19歳か。。。すごいお婆ちゃんだね。」
義母「男の子だよ。」
私 「え?」
ラン子さんと会って約10年。
ずっと女の子だと思っていました。