長女「ゆきちゃんに寂しい思いさせてるから何かプレゼントしたい。」
私 「。。。」
決して長女の切実な願いを否定しているわけではなく、無視しているわけでもありません。
我が家が住む地域、いえ、日本はまだ午前4時30分ころです。。。
ただ単に眠ぅくて眠くて、聞こえてはいたのですが言葉を発する気力がありませんでした。。。
次の日が休みだとついつい夜更かし気味になってしまう私。寝たのは午前2時ころでした。
先月、一泊二日とはいえ柴犬ゆきをペットホテルへ預けて旅行に行ってしまった我が家。
たった一晩とはいえ離れ離れになり寂しい思いをさせてしまったことを長女は気にしていたようです。
後先考えず夜更かしした身勝手な大人が、小さな体に宿った大きな愛情をここで握りつぶしてしまうなんてことはできません。
その願い。。。叶えましょう。。。!
私 「わかった。。。」
長女「ほんと!?」
私 「うん。でもまだお店閉まってるから。。。」
長女「わかったよ!じゃぁ何する?」
私 「お絵かき。。。」
土曜日の早朝。何度も何度も寝落ちしそうな私に長女から喝を入れられながらお絵かき。
午前8時ころ。
長女とゆきの散歩へ行き、それとなく何をプレゼントするのか聞いてみましたが考え中とのこと。
午前10時ころ。
ほとんどのお店が開店したころを見計らって長女とお店巡りへ。
と、その前に気になる長女の予算確認のため貯金箱を見せてもらったところ、ほとんどが10円玉で2000円ほど。
私 「パパも少し出そうか?」
長女「いらない!」
長女に即答で断られちょっと驚いたものの久しぶりに長女と二人っきりのデートに私はけっこううっきうき♪
途中、妻に頼まれた買い物も手伝ってくれました。
いくつか雑貨屋さんとペットショップをまわったもののなかなか長女の心にヒットするものが見当たらず、最後は我が家の近所にある100円ショップ「ザ・ダイソー」へ。
おや?長女が某コーナーで立ち止まり商品を手に取って悩み始めました。
ぬいぐるみコーナーです。
長女「これにする!」
長女が手にっ取ったのは、柴犬のぬいぐるみでした。
長女曰く、ゆきは柴犬だから柴犬のぬいぐるみがあるとちょっとしたお留守番も寂しくないだろうとのこと。
私 「いいと思うよ。ゆきちゃん喜ぶわ!」
長女「(にた~~っ)」
私 「。。。」
何歳からかは忘れてしまいましたが、長女が小さいころからこつこつためてきたお小遣いを使ったのはこれが初めてでした。
ある程度たまったら、そのうちお菓子かオモチャを買うんだろうなと思っていたのですが、まさか最初のお小遣いの使い道がゆきへのプレゼントだとは思ってもいませんでした。
プレゼントが決まったところで、お金を取りに一度車へ戻ります。
10円玉ばかりの貯金箱なので、さすがにレジで会計中に貯金箱からじゃらじゃらとお金を取り出すわけにはいきませんからね。。。
10円玉10枚を握りしめ、いよいよ会計へ!
店員「108円になります。」
消費税忘れてましたね。。。
後ろのお客さんの会計を先にしてもらうこととし、再び車へもどり追加の10円玉1枚を持って次こそ会計へ。
支払いもお釣りの受け取りも長女に任せ、無事プレゼントを購入でき帰宅。
長女「ゆき、寂しい思いさせてごめんね!」