長男「ゆきー!おうちはいるよ!」
このとき素直に従えばよかったものを。
今日もいつもどおり妻が長男と柴犬ゆきを連れて散歩へ行ったようです。
長男は珍しく歩いて散歩へ行きましたがリードを持つわけでもなく、道中で見つけた草花や虫、ゴミを見つけるたびに「みつけたー!」「あったー!」とはしゃいだり、のぞきこんだりし、あまりゆきには干渉せず平和な散歩だったそうです。
我が家付近にくるまでは妻がリードを持ち、ゆきも長男の干渉をほとんど受けず安心しきっていたことでしょう。
散歩も終盤となり我が家が見えてくると、長男がゆきのリードを持ちたいと言ってきたので、妻が長男に優しくしてあげてねと言いリードを長男に託したとのことです。
勇んで歩を進める長男。
長男「ゆきー!おうちみえてきたよ!」
そして玄関前に到着したとき。
長男「ゆきー!おうちはいるよ!」
このときゆきが素直に従ってお家に入っていれば、この日は誰一人苦痛を味わうことなく平和と幸福感に包まれた一日で終わっていたはず。
しかしゆきは。。。
あっ!抵抗しました!
きっとまだ外にいたかったのでしょう。
後ずさるゆき。立ち止まり考え込む長男。
長男「ゆき、きれいきれいするー!」
あ~ぁ。。。試練タイムの始まりです。
そう、ブラッシングです。しかも相手は力加減がわからず時々ちょっと乱暴な長男。
散歩から帰ると、ゆきは嫌がりますが毎度ブラッシングをかけています。
ただし長男が見ていないときか他の遊びに夢中になっているときです。
ゆきはただでさえブラッシングを嫌がるので、ふだんは優しく手早く済ませてあげたいので妻か私がブラッシングをするのですが、長男がすると長時間に及ぶうえにちょっと力づくなところがあるので、ゆきが激しく抵抗するときがあります。
今日も妻は長男とゆきを一度家の中に入れ、長男がプラレールなどに夢中になっている間にゆきを再度外へ連れ出してブラッシングをしようと考えていたようです。
ブラシを右手に携え、左手でゆきを押さえる長男。
長男「ゆきー!おとなしくするんだよ!」
ゆきは無表情です。
耳を後ろに倒し無表情のときはこれから襲いかかってくるであろう恐怖を予想し覚悟をきめているときです。
襲いかかるブラシに威嚇するゆき。
罪を憎んで人を憎まずではありませんが、ブラシを憎んで長男を憎まず。
およそ15分に及んだ長男のブラッシングが終わり妻が仕上げをします。
威嚇しても無駄と知り何かを悟ったような表情です。
長男「ゆき、がんばったねー!」
あのとき素直に従えばよかったものを。
良い子のみなさんはお母さん、お父さんの言うことを聞きましょう。