野球ボールの革

私 「ただいま。」

妻 「おかえり。」

 

帰宅早々まじまじと私を見つめる妻。

そして玄関で微妙にてれる私。

 

妻 「ボールの革みたいだな。」

私 「。。。」

 

おそらく昨日の記事「タイミング」を読んでの発言でしょう。

妻曰く、せっかくシャボン玉で遊んでいる写真を提供したのに画像を載せただけで遊んでいる様子を書かず、ボールの革、ボールの革と連呼していたことに不快感を覚えたとのこと。

 

私 「ごめんね。」

妻 「いいよ。あとで画像送って説明するから、ご飯とお風呂入っておいで。」

私 「はい!」

 

と、いうことで今日は長女の授業参観があったのでそのときの様子などを聞きながら食事を済ませ、私一人でいざお風呂へ!

体と頭を洗い、湯舟につかります。

 

 

風呂ドアガチャ!(開く音)

 

私 「!!」

妻 「パソコンに画像送っておいたよ。ボールの革の画像いっぱいあったから昨日送らなかったのさ。」

私 「そっか。」

妻 「じゃぁ説明すっぞ。」

私 「え?今?」

妻 「不服か?」

私 「いえ。。。」

妻 「むか~~~し、むかし。」

私 「え?そんな昔から始まるの?」

妻 「昨日の話だ。」

私 「はい。。。」

 

妻の話はなかなか野球ボールの革という核心にふれず、天気や近所のスーパーでの買い物の話、観葉植物の水やりの方法など全く野球ボールの革とは関係ないような話から始まりました。

黙ってうつむきながら聞く私。

妻 「そういえば野球ボールの革だけど。」

 

ついに核心に迫りますか。。。と、いうより今までの話は全く関係なかったことに驚きです。

妻と私。日常生活を送るなかで夫婦の会話は結構多いと思っていたのですが私の思い過ごしでしょうか。ふだん話したいことがまだまだたくさんあるのかなと少々考えさせられました。

 

妻 「いつもの公園でゆきが拾ってきた。以上。」

私 「!」

 

風呂ドアバタン!(閉る音)

 

 

予想はしていましたが単純明快な説明に驚愕しました。

風呂上りにもう少し詳しく聞いてみると、昨日午前、長女を学校へ送り出したあと妻は長男と柴犬ゆきを連れていつもの公園へ散歩に行き、ブランコなどで遊んでいると長男とゆきが立ち止まり地面を凝視し始めたので視線の先を見てみると野球ボールの革だけが落ちていたそうです。

 

いくらボール好きのゆきでも、さすがに野球ボールの革だけでは興味を持たないだろうと思っていたら、迷わず咥えて持ち帰ろうとしたので、さすがにゴミは持ち帰りたくなかった妻が止めたのですが悲しそうな表情をこちらに向けてきたそうでそのまま我が家までお持ち帰りしたとのこと。