私 「。。。」
午後7時ころ、私が帰宅して早々目に飛び込んできた光景です。
これはいけません!
妻がちょっと目を離した隙に姉弟そろってソファーで寝てしまったようです。
こんな時間に寝てしまったら夜なかなか寝つけず大変なことになります!
明日は長女が小学生になって初めての学芸会。
私は早朝から場所取りで並ばなければならず、今日は夜更かし禁止と心に誓って帰宅したのですが、このままではくじけてしまいそうです!
姉弟のかわった寝方に微笑む妻。
いや、今は笑ってる場合ではないですよね。。。
私 「長女ちゃん、パパにダンス教えて!」
私 「長男くん、プラレールしよう!」
けっこう激しく揺さぶりますが全く起きる気配がありません。。。それにしてもソファーに寄りかかっているとはいえ長男のヒザがなぜガクンとならないのか不思議に思えます。
どんなに呼びかけても姉弟は微動だにせず、柴犬ゆきだけが反応してしっぽをふっています。
妻 「ふっ。お前は原始人か。」
私 「え?なに言ってるの?」
妻 「文明の利器を使うのさ。」
私 「ごめん、なに言ってるのかわからないです。。。」
正直、妻がなにを言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、ここは策がありそうな妻に任せるしかないようです。
あ!クローゼットから妻が持ってきたものは。。。
正式名称はわかりませし、どこで購入したのか忘れてしまいましたが我が家では「こちょこちょマシン」と呼んでいる秘密道具です。
これはおそろしい。。。私もやられたことがありますが思い出しただけでもくすぐったい!
就寝中の無防備な状態でこちょこちょマシンなんかされた日には悶絶です。
右手にこちょこちょマシンを持ち無表情な妻がまず向かった先は。。。
長男です。
今夜のこちょこちょマシン最初の餌食は長男のようです。
はぁ~これからのことを想像すると私もくすぐったい感覚に陥ります。
こちょこちょマシンが長男の頭にロックオンされます。
妻 「こーちょこちょこちょこちょぉ~~~♪」
悶絶し苦悶の表情を浮かべたかと思うと笑顔で起きる長男。
成功のようです。
次にこちょこちょマシンが向かった先は当然長女です。
まるで飢えた獣が獲物を狙うかのごとく、こちょこちょマシンが長女の頭にロックオンされます。
妻 「こーちょこちょこちょこちょぉ~~~♪」
「ふぐっ!」っと声にならない声をもらし左手で頭部をかばう長女。これは失敗か?
いえ、妻が失敗するはずがありません。
あらゆる角度調整を試みる妻。こちょこちょマシンの触手がまるで生き物のように長女の指の間をすり抜け攻めたてます。
悶絶し高らかな笑い声とともに起きあがる長女。
成功のようです。
妻 「よーーし!風呂はいっておいで!」
妻に感服しました。絶対敵にまわしてはいけない存在。それが妻です。
ちなみに、ゆきはくすぐったがることはなく、ただのマッサージにしかならないようです。
※当記事掲載の「こちょこちょマシン」は先端が細く使い方を誤ると自分または相手の眼などに刺さる危険性がありますので、ご使用の際は取り扱いに十分気をつけ自己責任での使用をお願いいたします。あらゆる使用方法において生じた怪我や事故について我が家では責任は負いかねます。