柴犬ゆきの好きなものは?
と問われれば、まず真っ先に思いつくのがボールです。
よくボールを投げたら犬が駆け足で取りに行き、主の元に戻ってきてボールを返すという光景をテレビなどで見られますが、ゆきはちょっと違います。
私がボールを投げます。
ゆきが取りに行きます。
ゆきが私の元へ戻ってきます。
ボールは返してくれません。
ゆきはボールを咥えたまま去っていきます。
座り込んでボールと戯れます。
何しに戻ってきたの?
ゆきはボール投げをして遊びたいわけではないようです。でもボールは大好きです。
今日は長女を学校へ見送ったあと、ボールを持って妻と長男とゆきがいつもの公園へ散歩に行ったようです。ちなみにボールの存在は公園に到着するまでゆきには内緒です。
公園に到着したところでボールを差し出します。
喜んでいるというよりは獲物を狙う表情です。口元がほくそ笑んでいるように見えます。。。
ボールを渡すともう自分の世界に入ってしまい散歩どころではありません。なので散歩中はあまりボールは見せないようにしています。
ふだん、ゆきが恐れている長男が近くに来てもお構いなしでボールに夢中です。
そして時折見せびらかすようにボールを咥えてこちらに顔をむけてきます。でもボールは放しません。どうやら見せつけて自己満足しているようです。
長男が砂場へ行ったので、妻も追いかけねばとゆきのリードを引っ張りますが動こうとしません。。。
なんとか砂場近くまで連れて行くと今度は誰かが忘れていったボールを発見。どちらで遊ぼうか迷いますが、そんなときでも最初に渡したボールは左手で死守です。
両方持って帰りたいと言わんばかりの目で妻に訴えかけてきたようですが、誰かがあとで取りに来るかもしれませんのではっきりダメと伝えます。
あちこち走り回る長男。それに対してボールに夢中で動こうとしないゆき。
なので散歩中はあまりボールを見せたくありません。
そんな動と静の板ばさみ状態がややしばらく続いたあと午前の散歩は終わりとなり帰宅です。
公園では長男の動きに合わせなければならず落ち着いてボールで遊べないため、ゆきとしては早く帰って誰にも邪魔されず落ち着いてボールを堪能したいはず。
帰宅の足取りはとても軽快で意気揚々としています。
ときどき、ペダル無し自転車でとろとろついてくる長男に「早く帰るぞ!」と言わんばかりの凛々しい表情を向けてきます。
無事帰宅後はまたボール。。。
別に噛み砕くわけでもなくただ単にじゃれるだけです。
取り上げるととても悲しそうな表情をするのでできるだけボールは傍に置いておきます。
ゆきが我が家の一員となったとき、躾(しつけ)として真っ先に甘噛みをやめさせた反動なのでしょうかね。。。