雷雨の朝

柴犬ゆき

私は朝が早いです。

だいたいいつも5時半に起きて6時1分には自宅を出ます。

朝の1分1秒は貴重です。

使い方を間違えているのは重々承知で書きますが時は金なりです

自宅を出るのはスマホで6時1分をさしたときです。6時ちょうどではダメなのです。

 

我が家で一番の早起きは柴犬ゆきです。

いつも朝はケージの中でボールを咥えたり、ごろんとしており、妻と私が起きてくるとしっぽを振りつつ体をくねらせて寄ってきます。

が、今朝は珍しくケージから出て窓辺に座り外を眺めたそうにしていましたのでカーテンを開けました。

 

今朝、我が家が住む地域では凄まじい雷雨でした。

妻と私がゆきに朝の挨拶をしても、ちらっとこっちは見るもののすぐまた窓の外へ視線を戻し雷雨を眺め始めました。 

 

空に閃光が走るたびに、びくっ。。。

音がするたびに、びくっ。。。

また閃光が走るたびに、びくっ。。。

また音がするたびに、びくっ。。。

ポットのお湯がわいた音に、びくっ。。。

早く用意しろと怒られて私がびくっ。。。

 

あまりにもびくびくするのでカーテンを閉めます。

 

妻 「そんなに怖いなら見なきゃいいべさ。。。」

私 「(ケージを指さし)ゆき、怖がりなんだからこっちおいで。」 

 

 あ!絶対何か勘違いしてる。。。

ゆきと付き合い始めて約3年、表情と体のくねらせかたからして、遊んでくれると期待し始めたことはすぐにわかります。

おもむろにケージに入りボールを咥えて遊んでくれアピール。。。

 

私 「ごめん。今は遊ぶ時間がないのさ。。。」

妻 「かわいそうに。。。」

私 「。。。」

 

心の中でゆきに謝罪しつつ6時1分に自宅を出ました。。。

私が自宅を出たあと、ゆきはボールを眺めて寂しそうにしていたそうですが、朝ごはんをあげたあとはいつもどおりの様子に戻ったようです。

 

なみに雨は午前中でやみ、夕方まですごい蒸し暑く、そんな暑い中、寺田夫妻が遊びに来てくださりゆきは大喜びだったようです。

先日渡しそびれたお土産も渡せて一安心。

 

 

さて、午後7時ころ私が帰宅しました・

私 「ただいま。」

妻 「おかえり。高校野球決勝観るぞ!」

私 「あれ?昨日じゃなかった?」

妻 「そうだよ。」

私 「観てないの?」

妻 「ん?録画してたの今日見た。観たいべ?」

私 「観たいね。。。野球って録画して何度も観るものなの。。。?」

妻 「随分つべこべ言うけどイヤなの?」

私 「いえ。。。:

 

純粋に高校野球が好きな妻。

何時に終わるかも知らず、あまり球技に興味がない私にとってはなかなか大変でした。。。

すでに観たはずであろう妻が再び興奮し夢中になっています。

私は眠いです。。。